すばらしいお写真、ありがとうございました。
久しぶりに、先生の「カスターニエンの木陰で」を開きました。
以前にたくさん引いた赤線が、目に飛び込んできました。
「個体を超えた思索の境涯そのものこそが、重大である。・・・
思索の境涯にすべてを賭けた者の純粋な結晶した成果に、心を致すべきであろう・・」
先生ご自身のお姿が、先生が悼んでおられるハイデガーの姿と重なって見えます・・・。
終りのところの、「わたしがその場所に佇んだのは、ちょうど季節も今と同じ、
5月の末、ドイツ中が一番美しく輝くときであった。緑の木陰で、そして美しい花々を咲かせているであろうカスターニエンの花影で、かれの安らかな永眠を祈る・・。」のくだりは、
特に、息をのむような、このうえなく美しい文章だと、あらためて感動しました。
この5月の時期に、カスターニエンのお写真と共に、御奥様が
この文章を思い出させてくださったことに、心から感謝です。
ますます、先生への敬愛の気持ちが深まりました!
フォーレの曲も、これから、インターネットで探して、ぜひ、聴いてみたいです。
上田圭委子
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