2020.05.30 04:54お変わりなくお過ごしでしょうか? J.WJの会の皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか? ようやく緊急事態宣言が解除になりましたが、いまだ屋内にこもって静かに暮らしています。単純な生活が続くと、時が過ぎるのが非常に速く感じますね。このままさっと、20年が過ぎ去ってしまったらどうしましょう。ボケている暇もないくらいです。 こんな状況ですから、大学の授業もすべてオンラインになってしまいました。オンライン授業といっても何種類かあるようです。ご存じない方のためにご披露します。①Zoomなどオンライン会議用の専用ソフトを使った同時配信型授業(ライブ)。②YouTubeなどに画像・音声をとり込んで提供するオンデマンド型授業(非ライブ)。③大学のシステムに資料を掲載して課題を出すアナログ/デジタル型...
2020.05.25 16:14「現代人のための哲学」 第4章レジュメ第4章のレジュメになります。/矢野第4章 『自然の生命の大切さ』 〜文明と自然との関係はいかにあるべきかを根本的に考え直すとは、「いかなる態度で自然と関わるのか」という倫理の問題である〜「生命論的自然観」の考察『自然』の原義ーおのずから生きて働く作用、生命の活動、いのちの横溢の漲ったものという意味であるピュシス(Physis)/ギリシア語ピュオー(Phyo):生み出す、成長する、おのずと成っていくという動詞に由来するネイチャー(nature)/ラテン語で自然を表すナトゥラ(natura):ラテン語の生まれる、成長する、発現する、創り出される、由来するという意味を持つ動詞に由来する自然:東洋的自然観に基づく日本では「じねん」と読まれ、おのずと、ひとりでに...
2020.05.18 19:04「現代人のための哲学」第3章 レジュメ引き続き「第3章」をUPいたします。第3章 『技術の光と影』 魔物化した科学技術の暗い影科学技術の暗い影→魔物化(具体例)・工業化がもたらした予期せぬ環境破壊・公害の発生による被害や災害の出来事・産業廃棄物による自然環境破壊と生態系の破壊・大気汚染・水質汚染・酸性雨による森林破壊・フロンガス/二酸化炭素によるオゾン層破壊と地球温暖化・地球の砂漠化(化学肥料による土地の砂漠化)・文明の基礎である化石燃料の枯渇化・原子力発電の安全性の問題・使用済み核燃料の処理問題・薬害/医療の荒廃・脳死/臓器移植/体外受精の倫理的問題・ヒトゲノム研究による古典的人間観の解体これらの難問を解決する新しい人間観は、どこにも見当たらない。『人間は、いまや、おのれの因果の知力を妄...
2020.05.18 10:43『フライブルグ便り』① 渡邊二郎先生の奥様、邦美さまと市川市の国際交流協会ではじめてお会いした時、妹がフライブルグに住んでいると話したところ奥様の顔がパッと輝き「アラ、フライブルグには私も住んだことがあるのよ」と・・この方にとってきっとフライブルグは特別な思い出のある地なんだなと感じたのでした。 その後JW.Jの会に入れて頂いてから、渡邊先生が少壮の哲学者でいらした時代に奥様を伴って留学なさったことを伺い合点した次第です。(先日、奥様がUPなさった「カスターニエンの木陰で」及びそれに呼応した上田圭委子さんの一文を感銘深く拝見しました) 私の妹はドイツ人と結婚して在独50数年になりますがその半分以上をフライブルグ近郊で過しています。一時別の土地に住みましたが、独立した子供の内...
2020.05.18 01:46ご報告ー“横浜の今”私たちはGW明けから気が緩んでしまい、余りの陽気の良さに、先日は空いている電車に乗って、横浜に伺っておりました。横浜中華街は全てシャッターが下りていまして飲茶はできませんでした。テイクアウトでお食事をいただき、山下公園を散歩しました。久しぶりに海を観まして心が落ち着きました。山下公園の薔薇園の薔薇も咲いておりまして、お伽の国のように美しかったです。でも薔薇園の中には入れませんでした。自宅マンション付近もお散歩をしている方々でかなり混みあっておりまして、再度のウイルス流行の懸念されます。横浜のほうが都内よりも空いているという印象です。再度気を付けて自粛生活を続けたいと思っております。
2020.05.18 01:28感想:「現代人のための哲学」(第1・第2章)レジュメ矢野由香里様「現代人のための哲学」のレジュメを拝読いたしました。拙い感想で恐縮ではありますけれど、少し感想を書いておきます。物事は帰納法と演繹法で全ての説明ができるとは考えないほうがいいのではないか、ということを思いました。カントの観察事実そのものに限界があるという言葉も納得できました。科学技術は文明の発展には欠かせないものなのですけれど、科学技術のみでは人間社会の発展は見込めません。やはり人間は感情を持った生き物ですから、科学技術によっての発展のみで満足できるとは限らないものだと思います。かと言って、感情のみに依存した考え方をしていると個人の主観的な判断のみで人間社会全体を判断してしまう危険性があり、人は一人一人感情は異なる、という原点を見失ってしま...
2020.05.18 01:05ブログ拝見しました/「コロナの春」〜仙台だより“自然と文化の豊かな仙台からの、森一郎先生のお便り、たくさんの美しい写真を織り込んでくださった、あたたかく素敵な文章を読んでいると、家におりながら、仙台(宮城?)観光をさせていただいたような、晴れ晴れとした明るい気分になり、癒されました。ひたすら感謝です。ほんとうに、ありがとうございました。” 上田 圭委子(2020/05/17)
2020.05.16 02:45「コロナの春」〜仙台だよりJW. Jの会の皆様へ 仙台の森です。ご無沙汰しています。見かけはひたすら美しくのどかなコロナの春を、いかがお過ごしでしょうか。 東北地方は、「過密」な関東に比べると「過疎」(?)なので、それほど切迫しているとも思えないのですが、ご多分に漏れず外出自粛が叫ばれ、街はひっそりとしています。学校も休校が続き、大学はすべてテレ授業です。先日、ようやく緊急事態宣言が解除され、自分の研究室にどうにか自己責任で入れるようになる見込みで、やれやれです。 県境を越える遠出は厳禁ということで、珍しく仙台市内でおとなしくしています。といっても仙台市は広く、わが大学宿舎のある青葉区など、山形県境までの広大さを誇ります。山形へ行く旧街道の途中の広瀬川上流沿いに、作並(さくなみ...
2020.05.15 15:08現代人のための哲学 第2章 レジュメ引き続き「現代人のための哲学」(渡邊二郎著):第二章レジュメを UPします。第二章「科学とは何か」〜近代科学の基本的性質と意義・その限界について考える:「現代は科学技術時代」である【近代科学の説明の仕方】・因果法則を打ち立てようとする根本的性格がある(その理由)抽象化した因果律を観察と実験により必然性として保証されているという説明法をもつ ↓〔将来を予測〕▷ 役立たせる(=応用し利用する) ↓ 「文明化(=工業化)」*「しかし因果法則を根拠に置く科学的知識は、実は学問的知識のうちのあくまで一部である」ー 知識とは、必ずしも法則の知識ばかりで成り立っているわけではない ー「事実を丹念に調査し、それらを組織立って記述する学問体系や、人間のあるべき振...
2020.05.11 04:08現代人のための哲学 第1章 レジュメ次回勉強会の担当者である「矢野由香里」さんより、【現代人のための哲学(渡邊二郎著)】最初の第1章のまとめをUPします。勉強会資料として扱いますので参加者はご参照ください。第1章 『現代とはどういう時代か』 現代に生きる我々は、何をどのように考え、どう生きるべきなのか、そのあり方を哲学的に考察する哲学的に考えるとは「何か」 ・物事の基本をよく考え直す営みである ・人生観世界観の根本知である ・いかに生きるべきかを考えることである現代という時代について(文明の進化と近代化)①科学技術の発達 ②環境問題 ③エネルギー問題 ④情報化・国際化の時代⇒民族紛争など細かく局所的な面での争いの絶えない時代 ⑤価値意識の変化により、生活・暮らしの差が拡大 ⇒道徳の退廃(...
2020.05.09 09:565月8日 金曜日 フラワームーン昨夜は今年最後のス-パム-ンといられるフラワーム-ンがみれました。あまり良く撮れなかったけど送ります。星に願いを、ならず月に願いを! コロナ終息を祈りました。From KUNIMI
2020.05.08 10:49感想:『カスターニエンの木陰で』すばらしいお写真、ありがとうございました。久しぶりに、先生の「カスターニエンの木陰で」を開きました。以前にたくさん引いた赤線が、目に飛び込んできました。「個体を超えた思索の境涯そのものこそが、重大である。・・・思索の境涯にすべてを賭けた者の純粋な結晶した成果に、心を致すべきであろう・・」先生ご自身のお姿が、先生が悼んでおられるハイデガーの姿と重なって見えます・・・。終りのところの、「わたしがその場所に佇んだのは、ちょうど季節も今と同じ、5月の末、ドイツ中が一番美しく輝くときであった。緑の木陰で、そして美しい花々を咲かせているであろうカスターニエンの花影で、かれの安らかな永眠を祈る・・。」のくだりは、特に、息をのむような、このうえなく美しい文章だと、あら...